埼玉県環境科学国際センター機関リポジトリ(個別情報)
■ ID 161
■ 種類 学会発表
■ タイトル 建設廃木材の焼却生成物質(第1報)
■ 著者 倉田泰人    埼玉県環境科学国際センター
小野雄策    埼玉県環境科学国際センター
河村清史    埼玉県環境科学国際センター
   
   
   
   
   
   
   
   
■ 出版元 (社)廃棄物資源循環学会
■ 出版年 2001
■ 誌名・巻・号・年 第12回廃棄物学会研究発表会講演論文集、628-630
■ 抄録・要旨  現在、大量に排出されている建設廃木材について焼却時に発生する化学物質の検索を室内実験により行った。モニターした物質は、多環芳香族炭化水素類、フェノール類、芳香族炭化水素類等であった。  実験の結果、850℃の焼却温度では焼却雰囲気の酸素濃度が低下するにつれてモニター物質の発生量が増加した。特にベンゼンの発生量が多かった。焼却温度を400〜900℃の範囲で変化させ、焼却雰囲気の酸素濃度を20.9%とした場合の発生物質量は焼却温度の影響が大きかった。400〜600℃では発生量は少なく、700℃以上ではベンゼンを中心とした芳香族炭化水素類の発生量が多くなった。フェノール類の発生量は焼却温度と関係があり、400℃ではリグニン由来と考えられる2-methoxyphenolが多く、700℃以上ではフェノールが主生成物であった。11種類の主要発生物質の組成は焼却条件の違いがあるにもかかわらずほぼ一定であった。
■ キーワード 建設廃木材、焼却、化学物質、フェノール類、芳香族炭化水素類

| 一覧に戻る |